火垂るの墓は反戦映画じゃなくてニート映画?「清太はクズニート!清太のせいで節子が死んだ!」の声。

先週、テレビで火垂るの墓をやってたので、5chの実況を開きながら見たんですが、

・清太働け!
・清太はクズニート
・大金持ってて死ぬとかマジ無能
・清太のせいで節子が死んだ
・働かないのに食い意地だけはってる

とかそんな意見ばっかりでしたw

昔は「戦争は怖い」とか「悲しい」とかそんな感想が多かったはずなんですが、時代のせいなのか、先週の放送では

働け!
クズ!
無能!

とかが多かったですw

あとは毎回出る流れなんですが

あれ?駅で清太が死ぬシーンカットされた?こんな終わり方だっけ?

からの

清太が駅で死ぬシーンは1番最初だって言ってんだろ!

の流れ。

今回も結構見ました。

今回初めて知った高畑勲インタビュー記事

5ch見て知りました。1998年のインタビュー記事です。

全体主義の時代になったら、また清太を叩く時代になるとのこと。

・当時の社会は非常に抑圧的な、社会生活の中でも最低最悪の”全体主義”はびこっていた時代
・そんな時代においては、あの未亡人(※西宮のおばさん)のいうことぐらい特に冷酷でもなんでもなかった
・清太の失敗はそんな”全体主義”の時代に抗い、節子と二人きりの”純粋な家庭”を築こうとする、というおそろしく”反時代的”な行為に走った事
・現代(※公開当時)の青少年や私たち大人が心情的に清太を理解しやすいのは、時代が逆転し価値観が反転したから
・しかしいつか再び時代が逆転したとしたら、清太に共感するどころかあの未亡人以上に清太を糾弾する意見が大勢を占める時代がやってくるかもしれない
・僕はそれが恐ろしい※アニメージュ1988年5月号 「火垂るの墓」高畑勲インタビュー 「88年の清太へ」より

ひょっとして今がそうなってるのかなとも思ったんですが、5chとかネットで清太叩いてる人って、叩いてるというより、いじってるような状態なので、さすがに高畑勲が危惧してる状況にはなってないと思います。

40代フリーターの「火垂るの墓」感想

火垂るの墓は、戦争がもたらした悲劇、社会の歪みを上手く表現している作品とか思うんですが、難しいことはわかりません。書けません。

俺の感想としては

・ニートするなら計画的にしないと駄目
・清太はプライドと怠惰で詰んだので、そこは気を付けたい
・社会とコミュニケーション取れないと詰む確率も上がる
・西宮のおばさんの「働かざる者食うべからず」は正論
・どれだけ情報を得られるかで生存ルートも増える

こんな感じですw

キングオブニートといっていいくらいのニートの塊だった清太(まさにニートの極み)ですが、うらやましいとか憧れたりはないです。

さすがに駅で死ぬのはバッドエンドだと思います。

俺は計画的にニート生活出来るように頑張りたいと思います。