ビッグイシューが出してる「路上生活ガイド」が普通に便利

「ビッグイシュー」が出してる「路上生活ガイド」が結構便利でした。

ビッグイシューというのは、ホームレスの社会復帰を目的とした会社です。

都内各地でホームレスが「ビッグイシュー」という雑誌を売ってるのを見たことある人も多いのではないでしょうか

「路上生活ガイド」は、その団体が出してるものになります。

ここからダウンロード出来ます。

東京23区編
大阪編
名古屋編
札幌編
京都編
福岡編
熊本編

が発行されています。

食べ物がない時は、ここに行け!とか、着るものがなくなったらここに行け!とか書いてます。

東京23区編を読んでみたのですが、知らないことばかりでした。

結核に注意が必要

急病の場合は公衆電話から「119」しましょう、体調不良の場合は最寄りの区役所の福祉事務所に相談しましょうに続いて

結核に注意しましょう

の文字。

普段結核なんて意識していなかったので、驚きました。

軽くググったら、免疫力が下がると発病しやすい、空気感染するとのこと。

確かにホームレスは注意が必要だなと思いました。

炊き出しは毎日ではない

炊き出しや、行政の食料支援ですが、毎日ではありません。

民間、行政とも月に1回とか週に1回とかです。

炊き出しの頻度なんて考えたことなかったんですが、結構少ないんだなと思いました。

行政で交通費がもらえる(相談)

23区の福祉事務所のなかには、交通費がもらえるところもあるようです。

もちろん行けば誰でももらえるものではないんですが、相談次第で勤務先までの電車賃とかもらえるとのこと。

お金ではなく乗車券だったり回数券だったり、違いもあって勉強になりました。

自立支援システムでは無料で寝場所と食事も

東京都の自立支援システムでは、無料で寝場所と食事がもらえるとのこと。

こんな便利なものもあるんですね…。驚きました。

ホームレスが求職活動をしにくいのは、安定した身の拠り所がないことと、固定した連絡先がないことなどから、寝場所と食事を提供しているようです。

ただ永遠に住めるかというとそうではなく、

緊急一時保護センターは1ヶ月
自立支援センターは2~4か月

とのこと。

数ヶ月間という縛りはありますが、めちゃくちゃ便利なシステムです。

仕事してて住まいがない人はTOKYOチャレンジネット

仕事はしてるが家がないという人に、3か月住まいを提供するという制度です。

ネットカフェに住んでて仕事してるとか、友達の家に住んでて仕事してるという人にぴったりの制度です。

これもめちゃくちゃ便利です…。

利用するには一定の条件があるようなので、気になる方は調べてみてください。

ざっと説明すると

・それまで半年以上東京都で暮らしていること(ネットカフェの領収書など)
・利用する時点で一定の収入があること
・現時点で住居がない人

だそうです。

ネットカフェで暮らすようになったら領収書とかとっておこうと思いました。

住むとこなくなりそうなら生活困窮者自立支援制度

離職によって、住むところが無くなった人や無くなりそうという人に、原則3か月分住所確保給付金を支給する制度だそうです。

こちらも条件がありますが、そんなに厳しい条件ではありません

・離職2年以内の方
・65歳未満の方
・現在住居がないまたは住居を失く恐れがある方
・月収入が単身約13.8万未満、2人世帯19.4万未満
・預貯金が単身50.4万以下。2人世帯78万以下
・ハローワークで月に2度の職業相談、自治体での月4回以上の面接支援をうけられること

だそうです。

なんか俺もすぐに支援を受けられそうです…。

生活保護申請の方法

簡単にですが、生活保護申請の書き方とか条件が掲載されています。

気になる方は、最寄りの区役所の福祉事務所で相談するのが1番だと思います。

ビッグイシュー販売について

ホームレスマガジン(?)ビッグイシューの販売方法について詳細も載っていました。

・ホームレス状態の人だけ販売可能
・1冊350円(170円で仕入れて180円が収益)
・最初の10冊は無料でもらえる
・ノルマや年齢制限なし
・本人確認書類必要なし

など。

最初の10冊無料でもらえて、10冊売れば3500円手に入るのはいいですね。

ホームレスの部活動

英語、ボーリング、サッカーなどホームレスの部活があるようです

その他(自殺したい、お酒薬物がやめられない)

悩みに応じて相談窓口も掲載されています。

まとめ

寝場所や食事を提供してもらえる自立支援制度など知ることが出来てよかったです。

ただ気になったのは、炊き出しの回数が思ったより少なかったこと。

ホームレスの人はどうしてるのか…。

ちょっと気になりました。

あとは風呂とかどうしてるのかなとか、どこで働いてるんだろうとか。

今後時間があるときに調べておきたいと思いますが、まずは

ホームレスにならないこと!

なんとかここは死守したいと思います。